サプリメントの選び方(12のポイント)
現在の食生活では日本人のほとんどがサプリメントを必要としています。
- 「体質」
- 風邪をひきやすい、治らない人、顔色が悪く、姿勢が悪い人、
いつも身体がだるくすぐ疲れやすい人 - 「仕事で」
- 激しい頭脳労働をおこなっている人、強いストレスを感じている人
- 「不摂生」
- 生活が不規則、食事時間がバラバラな人、外食が多い、コンビニ弁当を良く食べる人、
- 調理済み食品、インスタント食品、レトルト、冷凍食品を良く食べる人、大酒のみの人、 食べ物の好ききらいが激しい人、ヘビースモーカー
- 「その他」
- ダイエット中の人、妊娠中・妊娠後の女性・更年期の女性、生活習慣病や老化を防止したい人、 ビタミンやミネラルがすぐに対外排出されてしまう異常体質の人
- 【不足している栄養素があって、体調に表れている人、あるいは、特別な状況にあって、 ある栄養を補う必要がある人】
- 頻尿対策、尿もれ対策等の自然派サプリメントなど。
サプリメントの値段はそれこそピンキリですが、高ければよいというわけではありません。
安くてもそれで何らかの実感が得られれば自分に合っているといえます。
必須アイテムでは2~3000円から1万円くらいまで、付加アイテムを加えて3~5000円から3~5万円くらいまでが妥当な価格帯でしょう。
まず自分の「必須アイテム」「付加アイテム」をきめて、自分が納得できる品質と価格の製品を選びましょう。
日本のサプリメントには、いつ摂取するかは明示されていません。
(薬事法で明記は認められないのです)
サプリメントを取るのは食後すぐです。食事の一部を補完するために飲むのですから、食事をとる感覚です。「食後ゼロ分」が基本です。
体質改善を目的とするサプリメントの場合は寝る前に飲むと効果的です。
サプリメントを取る時は水かぬるま湯で飲みます。
ビタミンやミネラルは全体のバランスが大切です。
まずマルチビタミン(総合ビタミン)とマルチミネラル(総合ミネラル)をとります。一粒に両方入っているものもあります、ただのマルチといってもすべてのビタミンやミネラルが入っていないものもあるので、成分表示を見て内容を確認します。
マグネシウムとカルシウムは一緒に取らないとかえって身体に悪くなるものもあります。組み合わせは医師や専門家に相談して確認してください。
通常のサプリメントの場合は所要量の2~3倍が必要。
アメリカではメガビタミンをとる人も多いのですが、サプリメントによっては弊害がでることもあります。くれぐれも注意してください。
体質改善を目的とするサプリメントの場合は、既定の分量を守ってください。
有害な場合もあります(腎臓病の治療薬にビタミンDを服用している場合、カルシウムのサプリメントを取ると危険です)、医師に必ず相談してください。
逆に薬とサプリメントを併用することでより効果的な治療法もありますが、現在の日本ではほとんどおこなわれていません。
欧米では薬とサプリメントの併用は常識です。ただ安易な素人判断でサプリメントをとらえないことは必要です。
栄養ドリンクはローヤルゼリーやビタミンなどが入っているものもありますが、基本的に興奮剤(カフェインやアルコール)が入っているものがほとんどで、サプリメントに比べ、栄養補充の役割は低いのが実情です。「ビタミン入り」お菓子屋やキャンデー、ドリンクにも注意しましょう。
「いったいどれくらいで効果が出るの?」という質問が多いです通常1~3か月といわれていますが、早い人では1週間で効果が出ます。老人は新陳代謝が遅いので一般の2倍くらいは見たほうが良いでしょう。
実際は1カ月たって効果がないなら継続の必要はないでしょう。ただ、3社試して効果がなくても、4社目で効き目が出たということはあります。
同じサプリメントでも会社や商品が違えば別のものと考えることができるでしょう。
1社のみで、サプリメントはダメだと判断しないでください。リスクのない会社のものを複数試すのも良いと思います。
外国製(アメリカ)に限るという人がいます。その根拠は成分内容量が日本製の5倍くらい入っていて、価格も同等(ただし海外で購入した場合)のものが多いです。
一方、日本製に限るという人もいます。それは外国製では成分の取り過ぎになるのでかえって危険だということ、アメリカは規制緩和がすすんでいるのでいかがわしいものも多いので注意が必要ということ。
トラブル発生の窓口も不安。
これは、どちらがいいとは一概に言えません、自分にあった良い製品をえら似たいものです。
普通の食べ物と同様で、それぞれに長所短所はあります。
漢方薬にも薬害や副作用はあります、一般に言われている生薬だから安全ですは大きな間違いです。
天然だから100%身体にいいわけではありません、値段、安全面などから自分の判断で選びましょう。
サプリメントには保健機能食品(栄養機能食品)等の表示があるものが多いですが、こうした表示がなくてもこだわる必要はありません。 保険機能食品(2001年から厚生労働省がスタートさせた)
- ・特定保健用食品(トクホ)
- ・栄養機能食品
- ・健康補助食品
冷暗所に保管して、賞味期限をまもること。 変質することもあるので、賞味期限は確認する。 過ぎたら直ちに廃棄しましょう。
出典:NPO日本サプリメント協会『家族みんなで使えるサプリメントの選び方』生活情報センター